こんにちは、るみです。
わたしがセカンドビザ取得のために選んだ地はNSW州のCoffs Harbour(コフスハーバー)。
Coffs Harbourと言えば、ブルーベリーが有名です。
わたしはWoolgoolga(ウールグールガ)という町に住み、ベリーピッキングの仕事をしてペイスリップを集めました。
ベリーは女性にも扱いやすいフルーツのため、ファームジョブを探している人にはおススメのフルーツです。
Coffs Harbourでベリーの仕事なのに、
住むのはWoolgoolgaってどういうこと?
実はCoffs Harbourより北一帯にファームがあるんです。
そのためCoffs Harbourと言っても、実際に働くエリアは非常に広いんです。それについても、詳しく説明しますね。
今回はCoffs Harbourでのベリーの仕事についてわたしの経験をシェアしたいと思います。
- Coffs Harbourのファーム情報を知りたい
- ベリーピッキングの仕事がどんな感じか知りたい
- セカンド・サードビザ取得のため、ファームジョブを探している
- 女性でもできるピッキングの仕事を探している
Coffs Harbour周辺はどんなところ?
Coffs Harbour・Woolgoolgaへのアクセス方法
Coffs Harbourはシドニーから北に約550㎞、車で約5時間半の場所に位置しています。
万が一車がなくとも、シドニーからグレイハウンド(Greyhound Australia)
という長距離バスでCoffs Harbour・Woolgoolgaまで行くことができます。
当時、わたしも車を持っていなかったため、この長距離バスを利用して、Woolgoolgaまで行きました。
大体シドニーを夜9時に出発し、翌朝4時頃にWoolworthの目の前にあるバス停で降ろされました。
この時は明るくなるまでここで待機し、その後シェアハウスまで歩いて向かいました。
Coffs Harbourとはどんなところ?
この辺りでは一番大きい町で、ショッピングセンターの他レストラン・カフェも多数存在しています。
ショッピングセンターの中にKmartがあるので、ファームに必要なものはここで揃えることができます。
町の一番南には、大手パッキング会社の『Oz Berry』があり、ここ一帯のブルーベリーがこの工場に運ばれてきます。
パッキング工場でアワリーの仕事をしたい人は、Coffs Harbourに住むのがおすすめです。
Woolgoolgaとはどんなところ?
WoolgoolgaはCoffs Harbourから車で30分くらい北に位置しています。
ここにはWoolworthがあるので、食料品の買い物には困りません。
また、ビーチ沿いにレストラン・カフェが立ち並ぶ小さな通りがあり、美味しい韓国チキンやピザを楽しむことができます。
非常に小さい町ですが、サーフィンもできるため、サーファーにはもってこいの場所です。
自然がとてもきれいで、朝晩になるとカンガルーも現れます。
わたしの住んでいたシェアハウスの庭にもよくカンガルーが遊びに来ていました。
また、ここWoolgoolgaは、シェアハウスが至るところにあり、バックパッカーもあるため
非常に住みやすい場所です。
そしてここは仕事をする上でも非常に便利なんです。
ファームが点在している地域の真ん中あたりに位置するため、どのファームにも均等にアクセスすることができます。
この辺で仕事をしたいけど、どこに住めばいいか分からないという人には、
Woolgoolgaをおすすめします。
わたしも当時はここに住み、北はCostaから南はOz Berryまで、幅広く働いていました。
- Coffs Harbour
-
- Oz Berryで働くには近くて便利
- Kmart等基本的には何でも揃っているため、生活するのに便利
- Costaで働くには遠い(車で45分くらいかかる)
- Woolgoolga
-
- Woolworthがあるので買い物に便利
- その辺のブルーベリーファームまでのアクセスが良い
- Costaまで車で20分くらいで行くことができる
- Oz Berryで働くには遠い(車で30分くらいかかる)
- Corindi Beach
-
- Costaで働くには近くで便利
- 綺麗なビーチに近い
- その辺のブルーベリーファームまでのアクセスが悪くなる
- スーパーがないので、買い物に不便
- Oz Berryで働くには遠い(車で45分くらいかかる)
- Moonee Beach
-
- その辺のブルーベリーファームへのアクセスが良い
- ショッピングモールがあるので買い物に便利
- Oz Berryまで車で20分くらいで行くことができる
- Costaで働くには遠い(車で30分くらいかかる)
ブルーベリーのシーズン
Coffs Harbourのブルーベリーは、ウィンターベリーとサマーベリーの2つに分かれます。
- ウィンターベリー
-
5月下旬~11月ごろまで働くことができますが、ベストシーズンは7月~10月頃です。
わたしは5月中旬~7月中旬ごろまでピッキングをしましたが、
初めの頃はほとんどベリーが実っておらず、1Row歩いて数粒なんてことも…。
7月頃にはベリーの色も熟し、採れるベリーが増えたように思います。
ほとんどのベリーが採れる状態になってようやく、ピッキングのスピードが上がるようになりました。
- サマーベリー
-
サマーベリーから2週間くらい空けてシーズンが始まるそうです。
シーズンは12月~1月、サマーベリーはウィンターベリーよりも実が大きいそう。
コフスハーバーでの働き方
1.超大手『Costa』で働く
これまで何度もCosta(コスタ)という名前が出てきましたが、簡単にコスタの紹介をします。
コスタはCorindi(コリンディ)というところにファームがあり、
ブルーベリーの他、ラズベリーも扱っています。
コスタのペイスリップがあれば、セカンド・サードビザは間違いないと言われるほど
国内有数の優良会社です。
労働環境も他のファームと比べて断トツに良く整っているため、
Coffs Harbourでベリーピッキングをする人はほぼ全員コスタを狙っています。
そのため倍率が高く、アプライ後すぐに働ける訳ではないので、早めにアプライしておく必要があります。
私はアプライしてから仕事をゲットするまで、5か月ほど掛かりました。
コスタに関する詳しい記事はこちらを参照ください。
2.その他ファーム雇用のもとで働く
この辺りだとBenningsが次に大きいファームになります。
Benningsは実際にホームページがあるので、そこからアプライすることが可能です。
しかし、基本的にはコスタ以外のファームは悪徳のIndianファームと考えてください。
ブルーベリー=お金。その大事なブルーベリーをピッキングする過程で地面に落としていたら、
ファーマーが怒鳴りつけてきます。また、レートが低い割に、クオリティーにはうるさく、
非常にストレスの溜まるファームばかりです。
(Benningsのファーマーが特に厳しかったです。)
3.コントラクター経由で働く
主に2種類のコントラクターがいます。
- ファーム専属のコントラクター
- さまざまなファームを持つコントラクター
わたしは両方のタイプのコントラクターを経由して仕事をした経験があります。
また、コントラクターによっては、アコモデーションやピックアップの手配をしてくれる場合もあります。
セカンド・サードビザ目的の人は、ペイスリップをもらえるか必ず確認してください。
- 前者のファーム専属タイプ
-
わたしはBenningsのファーム専属のコントラクターのもとで働きました。
このコントラクターについているワーカーが集まって一緒に働くため、
次第に顔見知りが増え、楽しく働くことができました。
- 後者のファーム複数タイプ
-
毎日、ファームの場所やレートが変わります。
そのため、明日のファーム・レートの情報を見て、働く働かないの判断を都度していました。
4.アワリー(時給制)でパッキング工場で働く
Oz Berryはコフスハーバー一帯で採れたブルーベリーをパッキングする会社です。
ここは最低時給ではありますが、アワリーの仕事のため安定して給料を得ることができます。
仕事も簡単なので、ピッキングが苦手な人におススメの仕事です。
わたしは直接レジュメを持って、マネージャと会い仕事をゲットしました。
わたしのファーム歴
Coffs Harbourはファームが無数に存在しているため、
常に良いファームを探してチャンスがあればそちらに移動する、というように
常に流動的に仕事を変えていく人が多いです。
実際にわたしもここに来てから、さまざまなファームを経験しましたので、
わたしのファーム歴を紹介します。
わたしはウィンターベリーを狙って、4月下旬にCoffs Harbourに行きました。
しかし、ブルーベリーのシーズンがまだ始まっておらず、
コスタやコントラクターを経由して仕事をアプライし、シーズンが来るのを待っていました。
シェアハウスの韓国人が韓国人コントラクターから仕事のオファーをもらい、
一緒にどうかと誘ってもらったことから、運よくブルーベリーのピッキングがスタート。
しかし、まだシーズン入りたてでベリーがなく、お小遣い程度しか稼ぐことはできませんでした。
Oz Berryでパッキングの仕事募集が始まったことを受け、シェアハウスの友達とアプライしに行きました。
幸運なことに、直接マネージャーに会うことができ、仕事をゲット。
週4日でしたが、安定して給料が入るようになりました。
Oz Berryの仕事は週4日で満足な給料が得られないため、空いている日に
コントラクター経由でブルーベリーのピッキングの仕事を始めました。
遂にコスタからインダクションの連絡を受け、ラズベリーのピッキングの仕事をゲット。
ここからは、Oz Berryもコントラクター経由の仕事もすべて辞め、
コスタ一本で仕事をしていました。
- まずは、コスタにアプライ!
- とにかく情報収集。現地のコミュニティほど強いものはありません。
- ファームを探していることを皆に公言する。
- 複数人のコントラクターに連絡し、フルーツの状況やプライスを確認・比較する。
ブルーベリーピッキングってどんな感じ?
ファームによって多少異なりますが、基本的には、自分の腰にバケツをくくりつけ、
ピッキングしたベリーをそのバケツに入れていきます。
バケツが満タンになったら、そのバケツを地面に置き、次のバケツにベリーを集めていく。
その作業を繰り返し、自分の持っているバケツを全て満タンにし終えたら、
ファーマーのいるところにバケツを持っていき、重さを測り記録します。
(ファームによって、㎏単価ではなくバケツ単価のところもあります。)
ピッキングは2人1組となり、1つのROWを右サイドと左サイドに分かれてピッキングしていきます。
友達とペアになり、話しながらピッキングできるので非常に楽しいです。
(稼ぐ人は一言も発さず黙々とピッキングしていきます。)
とは言うものの、仕事は非常にシビアで、実態はベリーの取り合いです。
その日収穫するブロックが終了したら、仕事も終了なので、皆お金をお稼ぐために必死です。
人のROWにも関わらず、ずかずか入ってピッキングしていく人もざらにいます。
そういう人達に負けないよう、どうやったら早くピッキングできるか考えて働かないと
充分稼ぐことができません。これがピースレート(取れ高制)の仕事ですね。
ベリーの実は小さくとても軽いため、女性でも負荷なく働くことができます。
そのため、女性でもトップピッカーになるチャンスは大いにあるんです。
ファームによって急こう配の斜面にファームが作られていることがあり、
山登りをしているかのような斜面の中ピッキングしなくてはならない場合もあります。
わたしはシーズン前しかも単価の低いIndianファームでしか働けなかったので、
全く稼ぐことはできませんでした。
1日朝から晩まで昼休憩もなく働いて100ドル稼げるかどうか、そんな感じでした。
なので、働く時期と働くファームは本当に重要です。
特にピースレートの仕事は、時期を誤ると全く稼げません。
ピッキングのスピードも遅かったですが、
慣れてくると、ピッキングするコツが分かり少しずつ早くなっていきました。
わたしはハイシーズンが始まる前に辞めてしまいましたが、それでも30㎏はピッキングできるようになりました。
早い人は1日100㎏もピッキングするそうです。
個人的にはブルーベリーの
- ブルーベリーピッキングは負荷が少なく女性でも簡単にできる
- 女性でもトップピッカーになり得る
- ブルーベリーファームは坂が多い
- ピッカー同士でベリーの取り合いになり、ストレスフル
- 雨が降ると働けない、また朝露が乾くまで働けない
まとめ
以上、ここまでCoffs Harbourでのブルーベリーの仕事を紹介していきました。
ファーム生活初めて場所で情報もなく、自分自身とても苦労したので、
今回の記事がCoffs Harbourで仕事をする人に少しでも参考になれば嬉しいです。
- 女性でもできるピッキングジョブをしたい
- セカンド・サードビザ取得のためファームジョブをしたい
- 海の近くでプライベートも充実するファーム生活を送りたい