こんにちは、るみです。
これまでセカンド・サードビザ取得を目指してファームジョブを転々としてきました。
その中のひとつが、カブルチャー(Caboolture)でのストロベリーパッキング。
ファームジョブの経験がある、またはファームジョブを探しているという人は、
一度はカブルチャーという地名を聞いたことがあるかと思います。
わたしもカブルチャーと言えば、悪徳ファームが多いというイメージを持っていました。
しかし、ひょんなことからストロベリーパッキングに挑戦するも、1週間で辞めてしまいました!
今回はストロベリーパッキングってどんな感じなのか、みなさんにシェアしたいと思います。
- セカンド・サードビザのためファームジョブを探している
- カブルチャーってどんなところか知りたい
- イチゴパッキングがどんな感じか知りたい
カブルチャーとはどんな町?
カブルチャーへのアクセス
カブルチャーはブリスベンから北に60㎞ほど、車で50分の場所に位置しています。
ブリスベンからカブルチャーまで電車でも行くことができる(約1時間)ので、車を持っていない人でも簡単にアクセスすることができます。
カブルチャーの町情報
カブルチャーはファームで有名ですが、ファームの町と感じさせないほど大きな町です。
ファームといえば、小さな町にIGAというスーパーが1件あるかないかという田舎で、本当に娯楽がありません。
しかし、カブルチャーは町の南に、大きなショッピングモールがあり、
スーパーもあちこちに点在しているので、買い物に何不自由ありませんでした。
そして、バス・電車もしっかり通っており、簡単にブリスベンに遊ぶに行くことができるのが魅力的です。
そのため、ファームの仕事をしたいけど、田舎町には住みたくないという人にはうってつけの場所です。
- ブリスベンに近く、日帰りで遊びに行ける
- 至るところにスーパーがあり買い物に不便がない
- ショッピングモールがあり、休日はショッピングを楽しめる
- 町から少し東に行けば、すぐに海があり、自然がきれい
ストロベリーのシーズンはいつ?
カブルチャーのストロベリーは5月頃から始まります。
しかし、始まったころはまだまだベリーが少なく、ほとんど稼げません。
ハイシーズンは7月、8月と言われており、この時期に合わせてワーカーも増えてきます。
わたしは7月の中旬ごろから仕事を始めましたが、この年はハイシーズンの入りが遅くまだまだ通常運転。
1日の労働時間は4、5時間くらいでした。
わたしはすぐに仕事を辞めて、他の町へ移動してしまいましたが、8月頃にハイシーズンに入ったそうです。
この仕事が初めてという人は、ハイシーズンで稼げるように、7月頃から仕事を開始し練習期間を設けるといいと思います。
ストロベリーパッキングとはどんな仕事?
ファースト(品質〇)、セカンド(品質△)、ジャム(商品にならないもの)とそれぞれ品質を判断し、パネットにストロベリーを詰めていきます。その際、ファームによっては規定の詰め方(パターン)がある場合があります。
ファースト、セカンドのパネットによって、規定の重さが異なります。また、ファームによって、下限・上限の重さや厳しさが異なります。ファームによっては、下限さえ満たしていれば上限は気にしなくて良いというファームも。
各ワーカーがパッキングしたパネットの品質や重さがチェックされます。品質が悪かったり、重量の規定に沿っていない場合は、呼び出されリパック(再度パッキングをする)となります。
この作業をひたすら繰り返し、その日のストロベリーが終わるまでに、
何パネット作ることができたかによって、給料が決まります。
わたしのファームの場合、レートは以下の通りでした。
- ファーストパネット:$0.19
- セカンドパネット:$0.23
例えば、わたしがファーストパネット500を、セカンドを100作った場合、給料は$118になります。
単純作業ではありますが、稼ぐには相当の数のパネットを作る必要がありますよね。
早い人は1日に1500パネット以上作っています。
仕事をやっていくうちに次第に慣れ早くなっていきますが、毎日これを繰り返すのかと思うと圧倒されますね…。
その場に立ちっぱなしで、ひたすらストロベリーを詰めるだけなので、
何か1つのことに没頭することが好きな人には向いていますが、そうでないと退屈し飽きてくると思います。
この動画は、自宅にてトップパッカーがパッキング方法を伝授してくれた時のものです。
早くパッキングするためには、コツがあるので、上手い人の動きを真似するのが上達の近道です。
ストロベリーの持ち方や詰め方に無駄がないのが分かります。
ストロベリーパッキングって稼げるの?
わたしはこの仕事を長くやってるから、ハイシーズンになると週$3000は稼げるよ!
トップパッカーは本当にこれくらい稼げるそうです。
しかし、実際にやってみて感じたことは、はじめは全く稼げない!ということ。
自分では早くパッキングしているつもりでも、周囲に比べれば全然。
探求心を持ってどうすれば早くなるか考え実践していかないと稼げるようになりません。
初心者のわたしが稼げた額は1日大体$100ほどでした。
ここからどれだけ稼げるようになるかは本人の努力次第かなと思います。
仕事自体は女性でもできる本当に楽な仕事なので、極めてみたいという気持ちがあれば誰でも稼げると思います。
ファーム選びのコツ、良いファームとはどんなファーム?
正直、カブルチャーのストロベリー界隈は詳しくありませんが、とにかくファームがたくさんあります。
しかし、ファーム毎にレートが異なったり、パッキングのルールが異なったりと様々。
どのファームを選ぶかがカブルチャーで生き残れるかどうかを左右します。
ファーム選びではとにかく情報収集をたくさんしてください。
具体的には、以下情報をファーム毎に聞いて比較するのがおすすめです。
わたしもファームを選ぶ際に、この情報を基準に考えました。
- ✔パッキングの重さ上限値はあるか
-
上限値がないところは最高!上限値があってもそこまで厳しくない(あまりチェックされない)ファームが吉。
- ✔クオリティー分類の内訳(ファースト・セカンド・ジャム)
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基本的に、この3種類が主。ちなみに、ジャムはお金になりません。
- ✔パッキングのパターンはあるか
-
ファームによって、ストロベリーの並べ方が指定される場合があります。パターンがなく、とにかく下限の重さを超える量のストロベリーが入っていればOKというファームが良いのは言わずもがな、ですね。
- ✔レートはいくらか(ファースト・セカンドそれぞれ)
-
ファームによって1セントや2セント変わってくる場合があります。たかが1セントくらいと思いますが、1日に1,000パネットくらい作りますので、それだけで10ドル変わってきます。
- ✔ファームの規模
-
大きいファームだとそれだけストロベリーの収穫が多いですので、必然的に働く時間が長くなります。稼ぎたい人はそれなりの労働時間が確保されるファームがいいです。どんなに早いワーカーでも、1日数時間では充分稼げません。
1週間で辞めた理由はやっぱり悪徳だから?
カブルチャー=悪徳というイメージがありますが、ファームを選べば一概にそうではないというのが正直な感想。
実際に働きましたが、給料未払いなんてことはないし、極端に給料が低いわけでもありません。
スーパーバイザーがワーカーをだましている…なんていうこともありません。
わたしが1週間で辞めた理由は、ズルばかりするワーカーと一緒にいるのが不快だったからです。
ピースレート(出来高制)の仕事なんだから、他のワーカーなんか気にせず、自分が稼げるようになればそれでいいじゃん。
ここはオーストラリア。日本に居たときのような協調性を持ったところで、自分が損するだけ。
価値観の異なる他の国の人と働くには、時には図太い神経と自己主張が必要です。
こういう世界に身を置いているのだから、物事を柔軟に捉えられるようにならなければと思っていました。
しかし、床に落ちているストロベリーを拾ってまでパッキングしているワーカー達を見たとき、限界が…。
せっかく日本を出てオーストラリアに来たのに、自分が不快だと思う環境に居続ける方が時間の無駄。我慢する必要なんてないな。
もちろんこの感情はわたしの気持ちであり、人それぞれ。
他の人がどんなことをしていようが、自分が稼げれば問題なく働ける!という人は臆せずガンガン稼いでください!
まとめ
今回は、カブルチャーでのストロベリーパッキングについてシェアしました。
わたしはこの仕事が好きではなくすぐに辞めましたが、向き不向きは人それぞれ。
もし、挑戦してみたい、自分でもできそうと思ったのであれば、ぜひ挑戦してみてください。
- ある程度の都会でファームジョブをしたい
- 簡単な仕事のファームジョブをしたい
- 競争心があり、1つのことに集中して作業できる
- 周囲の人の行動を気にせず、自分にフォーカスできる