こんにちは、るみです。
これまでセカンド・サードビザの取得を目指して、ファームジョブを転々としてきました。
今回は、QLD州のBowenという町にあるラグビーファームを紹介します。
きついファームジョブはしたくないし、アワリーでのんびり働きたい
折角オーストラリアにいるのだから、自然を満喫しながら生活したい
Bowenは小さな町ですが、優良ファームもあり、きれいなビーチもある最高の場所ですので、
ファームジョブを探している人にはおススメです。
- セカンド・サードビザのためファームジョブを探している
- 冬の時期に働けるファームを知りたい
- 優良ファーム・安定したアワリー(時給制)ジョブを探している
- ラグビーファームについて経験談を知りたい
Bowenとはどんな町?
Bowenへのアクセス
BowenはQLD州の北に位置しており、ケアンズから南に約550㎞、車で約6時間半の場所に位置しています。
万が一車がなくとも、近くのTwonsvilleという町まで飛行機で行き、そこからグレイハウンド(Greyhound Australia)
という長距離バスでBowenまで行くことができます。
グレイハウンドは東海岸と内陸をそれぞれ南北につなぐ長距離バスで、
車を持っていない人にとって、便利な交通手段のひとつです。
実際にわたしもSydney-Woolgoolga間で利用した経験があります。
Bowenの町情報
Bowenはこじんまりとした小さな町ですが、
何より海がきれいで南国のようなゆったりとした雰囲気があります。
町にはWoolworthとIGAがあるため基本的な買い物には不便ありません。
また、カフェやレストランもあるため、ゆっくり外食を楽しむこともできます。
個人的におすすめのカフェは『Le Sorelle The Sisters Coffee House』。
マンゴースムージとオレンジアーモンドケーキは絶品です。
そしてBowenと言えば海の幸。『Birds Fish Bar』はリーズナブルかつ美味しいので是非行ってみてください。
そしてもうひとつのポイントは世界遺産であるグレートバリアリーフの玄関であるエアリービーチの近くということ。
ファームで働き、休日は日帰りで世界遺産に足を運ぶことができる最高の場所なんです。
わたしは休日を利用して、スカイダイビングをしたり、グレートバリアリーフでシュノーケリングをしたり、
フライトツアーに参加してハートリーフを見たりと、充実した休日を送っていました。
- きれいな海のそばでリゾート気分で生活できる
- 雰囲気のいいカフェやレストランがある
- 世界遺産グレートバリアリーフに日帰りで行ける
- 冬でも温暖でそこまで寒くない
Bowenでの家探し
Bowenはこれから紹介するラグビーファームの他、トマトやマンゴーで有名です。
そのため、シェアハウスも多く比較的家探しは簡単な方だと思います。
しかし、GumtreeやFlatmateにはあまり掲載がないので、
Facebookの『BOWEN Backpackers(QLD)』のグループで探すことをおススメします。
わたしはこのグループで家を探している旨を投稿し、シェアハウスをゲットしました。
また、仕事に関する情報もたくさん載っているのでとても有益です。
ラグビーファームを紹介
ラグビーファームとはどんな会社?
ラグビーファームは野菜の会社で、Bowen以外にもGatton(ガトン)やStanthorpe(スタンソープ)に
ピッキングの仕事があるそうです。
Bowenは工場内でのパッキングの仕事なので、女性でも簡単にできる仕事ばかりです。
逆に男性は重い仕事を担当するので大変かもしれません。
ここでは、コーン、ビーン(インゲンのようなもの)、ベイビーコーンを扱っており、
全部で5つのポジションがあります。毎日掲示板に翌日のロースターが張られるので、
その日のポジションを逐一確認します。
基本的に仕事内容は単純作業の繰り返しなので退屈ですが、
毎日ポジションが変わるので非常に良心的なファームだと思いました。
大きいファームだけあり、勤怠管理や研修体制もしっかりしており、
その辺のファームよりはかなりいいです。
給料の未払い等の不当な扱いは一切ないので、安心して働くことができます。
ワーカーはアジア・ヨーロッパ系のバッパーと太平洋諸島の出稼ぎの人ばかりでした。
場所はBowenから車で20分くらい離れているので、車必須、もしくは誰かにピックアップしてもらう必要があります。
そして、特徴的なのは給料体系です。
わたしが働いていた当時2021年、基本給はカジュアル最低賃金の25.41ドルでした。
そして、オーバータイムとして、2か月の間で総労働時間が308時間を超えると
超えた分以降の時給が1.4倍の35.57ドルに上がるというシステムがありました。
8月1日から2か月のカウントが始まり、わたしの場合は9月2週目の時点で労働時間が308時間に達したため、
9月最後の2週間は時給35ドルとなりました。
どんな仕事をするの?
主に5つのポジションを毎日ローテーションします。
実際にどんな仕事をするのか、簡単に紹介していきます。
LOOSE CORN
ここはコーンのパッキングです。
ベルトコンベヤーで流れてくるコーンを1本1本手に取り、品質の良しあしでグレードを分け、
良い品質のみ箱に詰めていきます。
良い品質の見極めが難しいですが、だんだんと慣れていきます。
BABY CORN
ここはベイビーコーンのパッキングです。
1本1本皮をむき、パッキングするのに適した長さにカットします。
そして、決められた規定重量になるようベイビーコーンをトレーに並べていきます。
個人的にこのセクションが一番好きで時間が経つのが早く感じました。
PREPACK CORN
ここもコーンのパッキングです。
コーンの頭とお尻がカットされた状態で流れてくるので、
品質を確認し、良いコーンのみ一部皮をむいてトレーに並べていきます。
LOOSE BEANS
ここはビーンのソーティング(選別)とパッキングです。
流れてくるビーンに紛れた草や藁や茎を除きます。
たまにカエルや大きい虫も一緒に流れてくるのが難点です。
最初は皆驚いていましたが、徐々にリアクションなしでカエルを救い上げていました。
DEHUSKED CORN
ここもコーンのパッキングです。
このセクションの中でさらにポジションが分かれています。
LOOSE CORNでグレード分けされたセカンドコーンを短くカット、
パッキングしていきます。ここは機械が壊れやすく、働く時間が長い印象です。
シーズンはいつ?
Bowenのラグビーファームのシーズンは6月頃~11月頃です。
めずらしく冬シーズンに働けるファームなんです!
しかし、シーズン初めと終わりは野菜が少なく、働く時間も1日2時間くらいとかなり短いそうです。
ハイシーズンは8月~10月頭くらいまでと言われており、
ポジションにもよりますが、1日8~11時間くらいで、週6日の勤務でした。
ちなみに、わたしは7月末~9月末まで働きました。
アプライ方法
ラグビーファームへのアプライは公式サイトからアプリケーションファームを入力して行いました。
当時2021年はコロナ禍で人不足だったこともあり、すぐにグループインタビューの連絡をもらいました。
グループインタビューと言われていたものの、実際は仕事の説明を受け、個人情報の記入で終わりました。
幸運にもインタビューの翌日から働くことができ、アプライしてから2週間もかかりませんでした。
ハイシーズンに働けるよう7月上旬にはアプライしておくのが良いと思います。
- 会社が大きくしっかりしているため、給料形態や雇用体制が整っている
- 社員やスーパーバイザーはフレンドリーな人ばかり
- 毎日ポジションが変わるため、飽きにくい
- 2か月間で308時間以上超えるとオーバーペイで時給が高くなる
- ポジションによって働く時間にムラがある
- 朝6時開始と非常に早い
- 野菜に紛れてカエルや大きい虫が流れてくる
- 基本その場に立ち続けての作業になるため足が疲れる
まとめ
以上、Bowenでのラグビーファームを紹介しました。
これまで様々なファームを経験してきましたが、土地も仕事内容も給料も総合的に見て、
非常に良いファームです。
その辺の悪徳ファームでピッキングするなら、絶対こちらをおススメします。
セカンド・サードビザ取得でファームを探している方、
是非、選択肢の1つとして参考にしていただければ嬉しいです。
- 優良ファームでセカンド・サードビザの要件を満たしたい
- 安定したアワリージョブをしたい
- 海の近くに暮らしながらファームジョブをしたい