こんにちは、るみです。
ワーホリでオーストラリアに来て以来、多くの都市を転々とする生活を送っていました。
そのためこれまで16回も引っ越ししてきました。我ながらすごい回数ですね。
その都度住む家を探すのは大変ですが、家は生活の基盤。
住環境が整わないと生活が落ち着かないので、家探しは本当に重要です。
今回はオーストラリアでシェアハウスを探す方法とトラブル回避のTipsをシェアしたいと思います。
とくに慣れていないと、どんなことがトラブルになるのかイメージしにくいと思います。
事前に知識をつけておくことは自分の身を守る良い手段だと思うので、
これからシェアハウスを探す人に少しでも参考になればと思います。
- オーストラリアでシェアハウスの探し方を知りたい
- トラブル回避のためにすべきことを知りたい
シェアハウスを探す前の基礎知識
シェアハウスを探し始める前に。
初めてシェアハウスを探す人には聞きなれない言葉が出でくるので、まずはそこから説明します。
- レント
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家賃の意味。オーストラリアでは、週毎または2週間毎にレントを払うのが一般的です。
- ボンド
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日本でいう敷金の意味。入居時にレントの2週間分または4週間分を支払います(金額はオーナーに寄ります)。万が一、鍵をなくした、家具を壊してしまったという時に、このボンドから引かれます。すなわち保証金の役割も担いますね。退去時に、問題がなければ全額返金されます。
- ノーティス
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退去前に予めオーナーに部屋を退去する旨を伝えることです。事前に退去する旨をオーナーに伝えることで、オーナーが次の入居者を見つけるための期間を得ることになります。ノーティス2週間(退去する2週間前までにその旨を伝えなくてはいけない)というオーナーが多いです。このノーティスを守らず、オーナーへの連絡が退去する1週間前になると、ボンドが返ってこない、ということもあるのでしっかり確認しておきましょう。
- インスペクション
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部屋の内覧の意味。実際にその部屋を見に行き住む住まないの判断をします。オーナーにインスペクションをしたい旨を伝え日程を調整します。
- ミニマムステイ
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最低限住まなくてはならない期間のことです。一般的にはミニマム3か月という所が多いです。オーナーは入居者を探す手間を少なくしたいため、長く住める人を好みます。そのため、ミニマムを設定し、入居後すぐに退去することを防いでいます。
シェアハウスを探すまでの流れ
シェアハウスを探す際のおおまかな流れは以下の通りです。
気になる物件があれば、すぐに連絡しなるべく早く(翌日がベスト)インスペクションにいきましょう。
ここ最近、家探しの競争率が高くいい家を見つけるのが大変なので、早め早めで行動するのがいいです。
ウェブサイトやFacebookで物件を探します。(詳細はブログ後述)
家に興味がある旨を伝え、まだ空いているか確認します。
空いているのであれば、インスぺしたい旨も併せてメールします。
その際、簡単に自己紹介しておくと返事が返ってきやすいです。
自己紹介では、以下の項目を記載しましょう。
- 出身(日本人はきれいに家を使ってくれるという認識がある人が多く歓迎されやすい)
- VISAの種類
- 仕事の有無
- 入居希望日
- どれくらい入居する予定か
シェアハウスを探す際に使う媒体はこれ!
Gumtree
Gumtreeはオーストラリア最大級のクラシファイドサイトです。
ここでは、部屋探しや仕事探し、中古品の売買等あらゆる個人取引が可能です。
非常に大きいサイトのため、シェアハウス掲載の数も多いため、多くの人が利用しています。
有料会員でなくとも掲載者とやりとりができるため、わたしも家探しをする際必ずGumtreeから探し始めます。
Flatmates
Flatmatesはオーストラリア最大級のシェアハウス・シェアメイト検索サイトです。
シェアハウス探しに特化しているので、非常に見やすく検索し易いユーザーフェイスになっています。
上の図のように、Mapからシェアハウスを検索することができ、
住みたい地域を視覚的に確認しながら探せるため、非常に便利です。
しかし、無料会員では掲載者への連絡回数が限られている等、制限があるのでそこだけ難点です。
Marketplace(Facebook)
Marketplaceにも多くのシェアハウスが掲載されています。
オーナーとの連絡もFacebookを通してMessengerでやり取りできるため、簡単で便利です。
わたしも家探しをするときは必ずMarketplaceも確認しています。
Facebookの地域別グループ
上の図はメルボルンのシェアハウスを探すためのグループです。
地域別にグループが作られていることが多々あり、その中で空き部屋の投稿が活発に行われています。
また、グループ内に部屋を探している旨を自分から投稿し、連絡を受けることもできるので効率よく探すことができます。
特に、ファームジョブで田舎町に行く場合、GumtreeやFlatmatesでシェアハウスを探すのは困難です。
そもそも掲載がないことが多いです。
そのため、ファームジョブでシェアハウスを探す場合は、その土地のグループを探し、
その中でシェアハウスを探すことをおすすめします。
友達経由の紹介
友達経由の紹介もまたファームジョブでシェアハウスを探すために非常に有効です。
田舎町の家情報はネットに出回ることは少ないです。
そのため、友達ツテに空いている家がないか聞いたり、その友達の国のコミュニティに確認してもらうと見つけやすいです。
特に韓国人・台湾人はファームジョブをしている人が多く、その土地ごとにそれぞれの国のコミュニティを持っています。
ファームでは積極的に声をかけ、多くの人とつながり、情報共有することが本当に大切です!
まだファームに行ったことがなく、友達もツテもない場合はどうすればいいの?
わたしも最初は苦労しました。わたしの場合は、シドニーのシェアメイトがファーム経験者だったので、その人の友達を紹介してもらい、シェアハウスをゲットしました。
インスペクションに行く時のポイント!
インスペクションに行く際、あらかじめ確認しておきたい事項をまとめておくとスムーズです。
また、インスぺの際に聞き忘れがあった場合、メールでも何でもいいので、疑問点をなくした上で、
契約するようにしましょう。
また、実際にオーナーに会った際、オーナーの人柄もしっかり見ておきましょう。
会話をした際に変な雰囲気を感じたり、怪しいと思ったら、その家はやめておくのがいいと思います。
そのような直観は当たっていることが多いです。
- レント・ボンドはいくらか(たまに掲載情報と異なる場合があるのでダブルチェックしましょう)
- ガス・水・電気・Wifiはレントに含まれているか
- キッチンの洗剤やトイレットペーパー等の共用品はレントに含まれているのか
- ミニマムステイの期間はどれくらいか
- シェアハウスには何人住んでいるか
- 掃除担当等のハウスルールはあるか
- ノーティスは何週間前か
- 車を駐車する場所はあるか(車を持っている人の場合)
これだけは抑えておきたいトラブル回避のTips
レント・ボンドを払う時は必ず記録を残しておく!
レント・ボンドをオーナーの銀行口座に入金する際、ReferenceやDescriptionの箇所に以下3項目を記載します。
また、入金した際、入金完了画面のスクショを残しておきましょう。
- 自分の名前
- レントまたはボンドである旨
- 支払い対象の期間(例:11th Oct – 17th Oct)
その後、レント・ボンドを入金した旨を先ほどのスクショと併せてオーナーに連絡します。
きちんとお金を払っていることの記録になるので、毎週欠かさずやりましょう。
また、現金払いを好むオーナーもいます。
これはオーナーが税金対策をしたいためにそうしています。
現金払いと聞くと怪しいオーナーなんじゃないかと思いますが、
きちんとしたオーナーもいますので、一概に避ける必要はないです。
わたしもこれまで3件ほど現金払いのオーナーでした。
現金払いであっても、レシートを依頼する、写真を撮っておく等、記録を残せるように工夫しましょう。
退去する際はオーナーに来てもらう!
退去時は極力オーナーに来てもらい、部屋の状況や共有エリアを確認してもらいましょう。
家具の破損等ないことを確認してもらったら、その場でボンドを支払ってもらってください。
もし、都合が悪く、退去時にオーナーが同席できない場合は、部屋の状況を写真で残しておきましょう。
退去後に難癖をつけてボンドが返ってこない、なんてことを防ぐためです。
実際にこんな経験がありました。
予定通り、今日退去しました。部屋の鍵は〇〇に置いています。ボンドの送金をお願いします。
部屋はきれいに掃除したか?
シーツは洗ったか?
もちろん。写真撮ったから、送ります。ボンドの送金をお願いします。
冷蔵庫の中は空になってるか?
もちろん。ちゃんと写真に残してるよ。ボンド送ってくれ!
明日家に行って確認してから送金する。
確認してくれた?問題なければボンド送って!
ボンドはいくらだった?
ボンドは$〇〇。入居時のメッセージを証拠として送るよ。
うん、ボンドの金額はその通り。いいだろう、ボンドを送金する。
全部写真残しておいてよかった…!
全然ボンド払ってくれない感じ、スキがあれば難癖つけて返してくれない人だな、きっと。
あとから聞いた話し、ボンドを返さないで知られているオーナーだったらしいです。
わたしは全部写真に残していたのでラッキーでした。
入居時も滞在中のやりとりも普通な感じだったので、豹変ぶりに驚きましたが、
どんな時でも証拠を残しておくことは大事だと痛感した出来事です。
こんなオーナーは要注意!
中にはお金をだまし取ろうとしたり、難癖をつけてボンドを返さないような悪質なオーナーもいます。
以下のようなオーナーは怪しいので、契約は慎重に。
変だと思ったら、そこはやめておきましょう。
- インスぺの際に、今すぐお金を払うよう請求してくる
- インスぺの際に、“今すぐ決断しないとすぐに部屋が埋まる”と言い何十人も待ちがあると携帯を見せてくる
- ありえない金額のボンドを請求してくる(多くてもレント4週間分)
- ホリデーでいないけど、お金を先に払ってくれれば鍵は後から送付すると言ってくる
まとめ
以上、オーストラリアでのシェアハウスの探し方とトラブル回避のTipsをシェアしました。
家探しは大変ですが、生活の質を左右する非常に重要なプロセスです。
たくさん足を運んで情報を集めて快適なオーストラリアライフを送れるよう応援しています!
このブログが少しでも参考になれば幸いです。